ごはんのチカラ
ごはんの栄養
ごはんの栄養というと炭水化物(体内で1日の活動を支えるエネルギー源)を思いつきますが、他にもタンパク質やビタミン類など、さまざまな栄養が含まれています。
私たちの健康を支える栄養素がバランスよく含まれ、「穀類の中で最高の食品」とも言われています。
また、ごはんはどんな食材、料理とも相性がよく多彩な食品と組み合わせることで、栄養バランスが優れた「日本型食生活」が実践でき、世界中からそのヘルシーさが注目されてます。
ごはん1杯(150g / 252kcal)に含まれる栄養
食物繊維 0.5g
おなかの調子を整えて、いろいろな病気を予防する。
(りんご1/3個と同じです)
タンパク質 3.8g
身体をつくり、身体の中でさまざまな働きをする。
(牛乳111mlと同じです)
脂質 0.5g
身体の細胞をつくったり、エネルギーになる。
(食パン1枚と同じです)
炭水化物(糖質) 55.7g
身体と脳を働かすエネルギーです。
(じゃがいも小3個と同じです)
ビタミンB1 0.03mg
疲れた身体を元気にしてくれる。
(キャベツの大きい葉と同じです)
鉄分 0.2mg
身体のすみずみまで酸素を運んでくれる
(ほうれん草1〜2枚と同じです)
カルシウム 5mg
じょうぶな歯や骨をつくったりイライラした気分を抑えてくれる。
(ごま約1.2gと同じです)
ごはんで健康生活
お米の主たる栄養分は炭水化物です。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられます。また糖質は「糖類(砂糖や果糖など)」と「糖類以外(お米の主成分でんぷん)」に分けることができます。
お米の主成分である炭水化物の糖質は砂糖などと同じ糖類ではありません。
太る原因は食べ過ぎや運動不足などがあります。ごはんは粒で食べるため、腹持ちが良く間食が減るとともに、消化・吸収が穏やかで体内に脂肪を貯めようとするインスリンの分泌も緩やかです。
また、塩分やコレステロールを含まないごはんは高血圧や高脂血症の予防に有効で、整腸作用のあるレジスタントスターチを含んでいるので、便秘や大腸ガンの予防に有効です。
生活習慣病の予防のためにも、ごはん中心のバランスが良く低脂肪・低カロリーなごはん食がオススメです。
朝ごはんのすすめ
お米のでんぷんは体内ですぐブドウ糖になり、脳のエネルギー源となります。
実は人間の脳は糖質しかエネルギーとして利用することが出来ず、糖質を摂らなければ脳は活発に活動できません。
また、夜中も脳は動いているため朝の脳はエネルギー不足状態。朝食を食べないと体温も上がらず、集中力が低下し、だるさや眠さを強く感じる場合が多くなります。
目覚めの朝は、脳へのエネルギーを補給するため、朝ごはんをしっかり食べて脳や体を活性化させることが理想的です。