作付品種の変遷

主要品種別作付面積の推移

種子申込量等に基づく29年産の作付は、「つがるロマン」が32%(約14,000ha)
「まっしぐら」が61%(26,300ha)
「青天の霹靂」が4%(約2,000ha)となっています。

24年度(47,800ha)

25年度(49,600ha)

26年度(48,600ha)

27年度(43,500ha)

28年度(42,600ha)

あおもり米:先端技術も採り入れた新品種の開発

先端技術も採り入れた新品種の開発

地方独立行政法人青森県産業技術センター農林総合研究所では、世代促進に必要な温室や人工気象室を整備するとともに研究スタッフを強化し、新品種の開発に取り組んでいます。
また、品種開発年数を短くするため、DNAマーカーなど先端技術を取り入れた選抜にも取り組んでいます。

これまで育成した主な品種

農林総合研究所(黒石市)
品種名両親名採用年次
むつほまれトドロキワセ/ふ系104号藤329昭和61
華吹雪青系79号(おくほまれ)ふ系103号昭和61
つがるおとめ奥羽305号青系85号(むつかおり)昭和63
つがるロマンふ系141号あきたこまち平成9
ゆめあかりあきたこまち青系110号平成11
華想い山田錦華吹雪平成14
まっしぐら奥羽341号山形40号平成17
青天の霹靂F1 北陸202号(夢の舞)青系157号青系158号平成27
農林総合研究所藤坂稲作部(十和田市)
品種名両親名採用年次
レイメイフジミノリ60Coを照射レイメイ昭和41
アキヒカリ奥羽269号(トヨニシキ)ふ系糯119号昭和51
アネコモチふ系133号ふ系130号平成3
まいひめ青系89号(むつほまれ)ハツコガネ平成5
ユメコガネゆきひかりかけはし平成7
ゆきのはなふ系180号(おしまこ180)華吹雪平成16
ほっかりんふ系182号 ※4北海287号平成23
あさゆき相642 ミルキークイーン ふ系181号相642 愛知101号 ふ系184号平成27

多種用途向け品種の主な特徴

あおもり米:多種用途向け品種の主な特徴「華想い」

華想い

大吟醸酒向きの酒造好適米です。玄米は、点状あるいは線状の心白が多く、高精白が可能です。
製造酒は、香味の調和がとれ良好、「山田錦」に匹敵する酒造特性があります。

あおもり米:多種用途向け品種の主な特徴「ゆきのはな」

ゆきのはな

冷めても硬くなりにくい特徴があり、お弁当やおにぎりに向きます。また、冷凍してもボロボロになりにくい特徴があります。

あおもり米:多種用途向け品種の主な特徴「紫黒米」

紫黒米

大吟醸酒向きの酒造好適米です。玄米は、点状あるいは線状の心白が多く、高精白が可能です。
製造酒は、香味の調和がとれ良好、「山田錦」に匹敵する酒造特性があります。

品種名特徴採用年次
華想い大吟醸酒向きの酒造好適米です。玄米は、点状あるいは線状の心白が多く、高精白が可能です。製造酒は、香味の調和がとれ良好、「山田錦」に匹敵する酒造特性があります。平成14
あかりもちつきもちとして、型くずれが少なく「こし」が強く、硬化性に優れているため、年間を通した加工に向いています。また、米粒に適度な弾力と硬さがあり、おこわにも向いています。平成21
ゆきのはな冷めても硬くなりにくい特徴があり、お弁当やおにぎりに向きます。また、冷凍してもボロボロになりにくい特徴があります。平成16
あさゆき冷めても硬くなりにくい特徴があり、お弁当やおにぎりに向きます。また、冷凍してもボロボロになりにくい特徴があります。平成27
ほっかりん単品で炊飯するタイプのアミロース米。ねばりがあって、冷めて も硬くなりにくい、おいしいお米です。本県の気候に向くもち米で、ともに果皮にアントシアニンを多く含みます。平成23
式部糯単品で炊飯するタイプのアミロース米。ねばりがあって、冷めて も硬くなりにくい、おいしいお米です。本県の気候に向くもち米で、ともに果皮にアントシアニンを多く含みます。平成19

品種開発の目標

区分目標(平成27年)
極良食味品種「コシヒカリ」級の極良食味で耐冷・耐病性を1ランク以上強化した品種
良食味品種「あきたこまち」級の良食味で耐冷・耐病性を1ランク以上強化した安定多収品種
多種用途向け品種耐冷・耐病性・収量性等をより強化したうるち米・酒造好適米・低アミロース米・飼料用品種等
直播向け品種早生・安定・良食味の本格的直播品種